ついに、白い核鉄に辿り着いたカズキ達。
『黒い核鉄の力を全て無効化する、白い核鉄。』
アレキサンドリアはヴィクターを人間に戻す為に白い核鉄を開発していた。
カズキが・・・カズキが人間に戻る事が出来る・・・
それをカズキに託すという・・・
だが!!!!
二人のヴィクターに対して白い核鉄が一つ!
『白い核鉄の完成まで、後数日かかります。』
元の人間に戻れるのは・・・
ヴィクターか武藤カズキのどちらか一人!!
カズキは究極の選択を突きつけられてしまう。
ヴィクトリアは選択肢がある分幸せと言うけれど、
カズキはその選択肢に苦しむんだよ・・・っつД`)・゚゚・。ウワァァァン!!
それは、自分だけの問題ではないから―――
そして、白い核鉄が完成するまで日常へと戻る。
夏休みも終わりに近づいた登校日。
予鈴がなっているのに急がない岡倉、六舛、大浜の前に
カズキと斗貴子さんの姿が!!!!
『カズキ!斗貴子さん!!!!』
ガシィッ!!!!と、肩を抱き合う4人にちょっと感動。
久々に会った仲間達、やっぱりいいよね。
みんな嬉しそうで、微笑ましいw
カズキのいるべき場所は、本当はこっちなんだよね。
さらに、みんなに斗貴子さんとの仲が進展したかと聞かれて
それに気が付かないカズキと、敏感に反応して怒る斗貴子さんが可愛かったv
『こぉらっ待てぇい!!ブチ撒けてやる!!!!』
楽しそうに逃げ回るカズキ達。まるで、何事もなかったように見える。
そんなカズキを教室の窓から見つめる桜花と御前様。
相変わらず動きが可愛いですv御前様www
っつか、教室で御前様隠れてなくていいのか?
『悩み事なんて、何もないみたい。』
『悩む必要なんてナッシング!
カズキンは何一つ悪い事はしてねぇんだ!!
どうどうと人間に戻ればいいんだよ!』
でも―――
そう言いながらも落ち込む御前様。つД`)・゚゚・。ウワァァァン!!その頭を優しく撫でる桜花。
・・・心に引っかかるものがある。
『そうよね。
悪いどころか、何度も何度もこの学校や街を守ってきた・・・
でも・・・』
高校生であり、錬金の戦士でもあるカズキ。
その両方を知る桜花は気付いている。
そして―――
『あいつはそういう少年だからこそ
カズキはヴィクターを放って置いたままには出来ない。』
その頃、病院にてカズキの事を想う者がここにもひとり。
ブラボー!!!!元気そうで何よりw
しかも千歳の剥いたウサギリンゴ食べてる!
『彼・・・本当に強い子ね。』
桜花と同じく、カズキの事を想うブラボー。
『あぁ、まさに戦士となるべく生まれてきた様な男。
心身共に、これからますます強くなる。
だが・・・それでも今はまだ、17歳の高校生だ。』
カズキと戦かった者は、カズキの心の優しさと強さを知っている。
戦いは力と技もあるけど、心と心のぶつかり合い・・・
だからこそ、カズキがどう決断するのか見当がついてしまうのではないだろうか・・・
そして、久々の兄妹のご対面に笑ったw
『本当だぁ!帰ってきた!!お帰り~w』
『おう!まひろ!!ただいまw』
キラキラカズキンw両手を広げてまひろちゃんを受け止めるはずが
『斗貴子さ~~~んwww』
ぶっ!カズキの横を素通り!!
∑(o・д・)″マヒロ!?ε-(o/・ω・)/ トキコサーンッ!!∑(>д<〟) /
帰ってきたカズキを通り越して、斗貴子さんに抱き付くまひろちゃんw
その場に取り残されたカズキに気の毒だけど笑ったwww
『あ!お兄ちゃんもおかえり~w』
さらに、
『お兄ちゃんも』にショックを受けるカズキwww
『ああ見えても、ずっと心配してたんだよ!』
ナイスフォローw愛情の裏返しですか!
まぁ、照れ隠しって事でwww
『ちゃんと帰ってきたんだから、
任務ってのは無事終ったんだよね?』
『ああ!』
みんなに気付かれないように、普通に答えるカズキ。
それに気付いているのは、斗貴子さんだけだった。
きっと、心配を掛けたくない・・・
みんなとの時間を大切にしたいんだろうなと思った。
一方、火渡戦士長率いる錬金の戦士達はヴィクター戦で待機していた。
そこで初めてカズキのヴィクター化と再殺の事を知る秋水君。
『どういうことだ!?』
いつ秋水君がカズキの再殺の事を知るのかと思っていたけど
よりによって火渡戦士長のいるここでかw
『どうもこうもねぇ!
今俺達が戦っているヴィクターを倒せば、
次は武藤カズキの再殺が待っている。
それだけの事だよ!!』
その言葉に秋水君は冷静ではいられない。
火渡戦士長の襟を掴み怒りを露にする。
『っ・・・放せよ!』
嬉しそうだなw火渡戦士長www
喧嘩売られるの好きそうだ!!!!
っつか誰も止めないのねwとか思ってたらタイミング良く指令が!
『火渡戦士長!』
『なんだよ!』
そのふたりを止めるかのように毒島さんが指令を伝える。
直ちにバスターバロンの援護に回れと!
それを聞いた火渡戦士長は秋水君の手を振り払って立ち上がる。
『毒島、お前は一度本部に戻って・・・』
『待て!』
『あぁん?』
いちいちカッコイイなw火渡戦士長www
さらに、秋水君がカズキの事で熱くなってる!!
火渡戦士長も熱いが、秋水君も熱い!!
『なら、てめェはどうするんだ?
いいか、四の五の言った所で何かが始まるか?
今、目の前の敵を倒す事だけが、俺達の現実だ!違ェか?』
うん、こっちの方が火渡戦士長らしい。
綺麗事を並べるよりも、口は悪いがやるべき事がハッキリしてる。
『ま、結局どっちを先にやろうが同じだって事だ!』
『くぅっ!!!!』
『不条理だろ?俺等が住む世界ってのは!』
不条理だから・・・悩まない。
結果しか見ないようにしているのだと思う。
カズキを含めてヴィクターさえ倒せれば、世界は救われるという結果だけ。
結果に辿り着く前に悩むという事は、立ち止まってしまうという事だから。
『わかった。俺も今は目の前の敵に集中する!』
武藤、俺は決して諦めん!!
逆に秋水君はヴィクターも倒し、カズキの事も諦めない事を決意する。
秋水君にとっても、カズキが大切な存在である事が伝わってきて嬉しかった!
放課後―――
みんなで遊園地に行く事に!
ほのぼのとした日常に戻っている・・・けれど・・・
遊園地に行く前に、トイレにて用を足しながら呟くカズキの表情がいつもと違っていた。
『嘘・・・付いちゃったな・・・』
任務は無事に終ってはいない・・・
むしろこれからなのに・・・
『いいんじゃねぇか、余計な心配かけるよりずっと。』
『剛太!?』
剛太キタァ!!
しかも!すっごい派手なシャツになってる(笑)
『先輩が学校でのけ者にされてないか心配だったけど、
お前の妹や友達はイイ奴だな!』
まぁな!そんな剛太もイイ奴だけどね!!
『お前がどんな選択をするにしろ、
絶対先輩に辛い思いをさせないと誓うなら
俺はいくらでもお前の力になってやる!』
その言葉に驚くカズキ。
『守りたい者が一緒なら俺達は戦友だ!』
『剛太・・・』
剛太からそんな言葉が聞けるなんてっ!感動した!!
いつも思うけど、本当にイイ奴だな!!剛太!!!!
しかもカズキに背を向けたまま・・・
『握手はしねぇぞ。戦友でも俺達は恋敵だ!!!!』
って、カッコイイじゃないか!!!!剛太www
そんな剛太の真っ直ぐな気持ちに嬉しくなるよ!
に、してもだ・・・キミ等、クサイ仲だなwww
そしてさらに!
パピヨンキタァwww
『あの女のどこがいいのか・・・
もはやちょっとしたファンタジーだな。』
お前が言うなw
今までどこにいたんだよ、パッピー!!!!
パピヨンは白い核鉄を作る為の研究をしていたの。
『俺の目的は、人間武藤カズキを蝶サイコーな俺が倒す。
その為には白い核鉄が必要不可欠!』
きっと、カズキがどういう選択をするのか気付いていたんだろう。
本人よりも先に・・・
だから、白い核鉄をもうひとつ作ろうとしていた。
アレキサンドリアは無理だと言っていたけれど、
『フン!
俺は人間だった頃会う医者全てに余命幾許と宣告されてきた!
だが今ではこの通りビンビンw』
ちょっwそんなとこ
ビンビンすなっ///
『選択肢なんてのは他人に与えられるのではなく、
自ら作り出していくもの。』
パピヨン・・・イイ事言うなぁ・・・
『武藤、お前がどのように決めようと
俺はお前との決着を諦めない。』
カズキと戦う為に・・・カズキの為に・・・
カズキを蝶サイコーなパピヨンが倒す為に、白い核鉄が必要不可欠。
簡単に言ってしまえば、パピヨンにとって、カズキの存在が必要不可欠なんだと感じた。
その頃、校門の所でカズキを待っていたみんなは、
斗貴子さんを残して先に駅に向かってしまう。
っつか、岡倉とまひろちゃんが顔を見合わせて合図するのに笑ったw
気をきかせちゃってw
そんなみんなに困った顔をする斗貴子さんが可愛かったw
そして、みんなが先に行ってしまって
『急げば追いつく』と言う斗貴子さんの手を
カズキが掴んだぁ!!
さらに
『行こう!』と言いながら走って行くふたりを見て悶えたw
けど、全然急いでなくて笑ったw
カズキと斗貴子さん、ふたりの時間―――
カキ氷から始まる、カズキの思い出話。
幼女まひろちゃんカワエェエェwww
カズキは小さくてもカズキだなぁ!
カズキはメロン。女の子はイチゴって決まってるのかw
その話を聞いている時、斗貴子さんも
カズキにメロンのカキ氷を食べさせてもらいたかったに違いない!ヾ(・ω・o) ォィォィ
そして、カズキは斗貴子さんに零して、ブチ撒けて欲しかったに違いない!(えー・・・)
一方、斗貴子さんには過去の記憶がない・・・というか曖昧らしい。
そんな斗貴子さんの話を聞いてカズキは言う。
『過去は作れないけど、
俺は斗貴子さんと一緒に未来を見てみたい。』
過去より現在・・・そして、未来へ。
大切な人と一緒に―――
『そうだな、私も・・・キミと未来を見てみたい。』
ちょっw遠まわしに
プ プ プ プ プ ロ ポ ー ズ ですかっ///
このふたりって本当に初々しい!見てるこっちが恥ずかしいな///
もうね!斗貴子さんがテレまくってて可愛すぎますw
『照れてる?』
そりゃあ照れるよ!!!!
そして、照れ隠しにカキ氷を一気に食べるふたりに笑ったw
キ―――――――――――ンッ!そりゃなるわなwwwって
んもうっストロベリってるんだからぁ///このっこのこのっε-(/・ω・)/ トォーッ!!
さらに、楽しい時間はこの後も続く。
遊園地での岡倉はおもしろかった!
乗り物もオバケ屋敷も全然ダメだなwww
あとあと、メリーゴーランドに乗ってる斗貴子さんが素敵だったぁ///
太ももがヾ(・ω・o) ォィォィそこか!!!!
みんな楽しそうで、イイ動きとかイイ表情とかするんだよ!
特に斗貴子さんはいつもと違う感じの表情がたくさん見られて良かったw
でも、トイレで一人になった斗貴子さんは少し思いつめてた・・・
ずっと、カズキの事想ってるんだよね。
そして、帰るのかと思ったら
『これから二次会!カラオケ行こう!!』
って!もしかして
キャラソン聞けちゃう!?と期待したのですが・・・
・・・なかったです・・・おろろ~ん・・・
だけど、カズキは一人帰る事に・・・
『ごめん、俺は先に帰ってるよ。』
そんなカズキの事を気にしつつも、連れて行かれてしまう斗貴子さん。
カズキは、きっと一人になりたかったんだと思う。
仲間たちと楽しい時間を過ごしながらも、心の片隅でずっと悩んでいた。
考えないように楽しんでいたようにも見える。
今は、みんなを心配させないように自然に振舞いながら
独り真実を抱え込んで、決断をしなければならない。
街が見渡せる学校の屋上。
『これをどのように扱うか、カズキくん、君が決めて。』
その言葉に・・・カズキは一人葛藤する。
『お前がどんな選択をするにしろ、
絶対先輩に辛い思いをさせないと誓うなら
俺はいくらでもお前の力になってやる!』
斗貴子さんを通じて、戦友となった剛太の気持ち。
『武藤、お前がどのように決めようと、
俺はお前との決着を諦めない。』
カズキに執着しているパピヨンの想い。
今回は、みんながカズキを大切に想っているのを感じて嬉しかった。
本人に直接言葉で伝えてはいないが
桜花、御前様も心配し、ブラボーも見守っている。
さらに、戦団にいる秋水君も事実を知り決意をした。
仲間や敵だった者が、カズキと接した事で変わった未来。
それが信頼に繋がり、それぞれがカズキを想う。
ずっと誰かの為に全力を尽くしてきた。
そんなカズキだからこそ
人間に戻るべきだと思っている。
それに
人間に戻って欲しいと願ってもいる。
だけど、カズキだったらこうするだろうという気持ちが大きくて
不安でならないんだ。
カズキの心は決まっていた。
本当はもう決まっている。
頭ではわかっている・・・
それを実行に移すだけの勇気が足りない。
守ってきたみんなの姿―――
仲間の姿―――
そして・・・ヴィクター!!!!
ヴィクターを止めなくては大勢の人に危険が及ぶ
このまま放っておく訳にはいかない
けど・・・そしたら俺は―――・・・
俺がみんなを守るから
誰か俺を守ってくれ―――
この心の叫びは心臓が握り潰されそうだった。
カズキの本音・・・
それに応えるかのように現れた斗貴子さん。
『大丈夫か?』
斗貴子さんはずっとカズキを気にしていた・・・
『そうだカズキ、見ろあそこ!』
『あれは・・・裏山のオバケ工場・・・』
斗貴子さんと初めて出会った場所。
『早合点とはいえ、あの時キミは私を守ろうとしてくれたな。
随分と遅くなってしまったが』
斗貴子さんの笑顔。
『ありがとう。』
愛しさが溢れてくる。
その言葉に原点に戻るカズキの心。
なんか、迷いも全て吹っ飛ぶくらい眩しかった。
心が洗い流された気がした。
きっとカズキもそう・・・
ああ・・・そうか・・・
あの時俺は、何も考えずに飛び出した。
目の前の女の子を守ろうと必死だった。
あの時の気持ちは今だって変わらない。
むしろ、より強く―――
守りたい―――
カズキの心は、それだけを強く望んでいる。
『決まったよ、斗貴子さん。』
斗貴子さんを守りたい―――・・・
『でも・・・』
斗貴子さんの肩を掴むカズキの手に力が入る。
『まだ少し・・・勇気が足りない。』
その言葉に頬を染めながらも応える斗貴子さん。
『そうか、それなら・・・』
見つめ合う二人。
『足りない分は私から補え。』
『うん』
いつかの夜に言った通り
キミが死ぬ時が私が死ぬ時
ゆっくりと近付き、重なっていくふたりを見て、
お互いを想う気持ちに純粋に感動した。
夕日が・・・温かくふたりを包んでいく。
まるで、ふたりの心を表すかのように・・・つД`)・゚゚・。ウワァァァン!!
凄く、細かい動きというか丁寧に描かれていたと思う。
キミと私は一心同体だ―――
今回はカズキへの愛が詰まっていた。
凄く大切な時間、かけがえのない時間だったと思う。
カズキの決断・・・でも、カズキは独りじゃないから・・・
だから、きっと何とかなると信じているし、
何とかして欲しい・・・
だから、死ぬなんて言わないで・・・つД`)・゚゚・。ウワァァァン!!
次回、
武装錬金第24話【キミが死ぬ時が私が死ぬ時】
キミと私は一心同体だ―――